——軽薄なほど、快活なひとだった。

 

気付けば恋に落ちていた。

……不本意なことに。

 

 

 

純情少女のラナウェイラブコメ。

ごくごく普通の現代恋愛もの。

女郎花学園高等部シリーズ、その1。

 

 

朝倉 春夜 (あさくら はるや) 主人公。女子高生。自分の想いに気付いて以来、灯夜を避けている。

佐川 灯夜 (さがわ とうや)  春夜がうっかり恋に落ちていた相手。老成した雰囲気の、軽薄な男。

 

 その他の主な登場人物。

 

◯本編 

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11  12  13  14  15  16  17  18  19  20

21  22  23  

 

◯番外編

きみとずっと。|文化祭後、十二月くらいの放課後。あたしのいちばんすきなひと。

はるの色したこの生き物は。|冬の佐川少年のつぶやき。手放すまいよ、君の手を。

クリームソーダと硝子越し。|姉から見た春夜。だからどんくさいんだってばもう。

単純彼女の脳内構造。|ある日の大学食堂にて。まったくもって愉快な残念さだわ。

春とは名知らず。|春の終わりの記憶と、ある冬の日。君は知りもしないんだろう。

 

 

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