彼女は花園に眠っていた。まるで逝ったばかりの死体のように。
 微睡みに似た微笑みとともに目覚めたその幼子は、噎せ返るような春の匂いがした。

 花を咲かせるだけの異能を持つ、成長が止まってしまった少女と、彼女を想う少年のはなし。
 

 

 

 


 

 

 

一章 はるの人形

二章 はるの時間

三章 はるの想い

四章 はるの皇帝

五章 はるの決意

六章 はるの祈り

終章 はなひらく

 

 番外譚

 はるの夫婦

 はるの落涙

 

 thanks title byAlkalism さま/春千歳  

 

夫婦/ほのぼの/すれちがい/昔話/PG12
 
「これから、よろしくお願いします」
 これは、千歳の両親、月由と來燈が夫婦になったばかりの頃の、はなし。
 
 
 
外伝/君の素足に花かざる 
 
 
早咲きの初春:2012謹賀新年小話。はるかむかしのいつのひか。本編とまっったく関係ないです。 
あたたかな雪の息:2014謹賀新年小話。いつかのふゆのひ。ふたたび、螢と彼のはなし。 

 

 

 

 

 INDEX NOVEL   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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