とある姫君の為の戯曲
さぁはじまりの幕を上げよう。



 トューリィ=ル=ファルストリスは、ある日実父のもとで拉致られ気付けば王の妻なる地位を手に入れようとしていた。
「――――ずぇったい、こんなとこ逃げ出してやる!」

 ライトでライトな似非ファンタジー。
 王が賢いわけでもなく、側近が腹黒く有能なわけでもなく、登場人物たちの過去に何か翳りがあるわけでもなく。後宮ラファトリジャを中心にして、繰り広げられる、どこまでいってもひたすら明るいとある少女と青年のおはなしです。



とある令嬢と青年のはじまりについて 1 / 2
原因たるとある公爵についての考察 1
とある姫君と王のなれ初め 1 / 2








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